伊平屋村無電柱化計画

(1)目的

　我が国を取り巻く環境は、大規模な自然災害、異常気象の発生、また、地球温暖化との関連性が指摘されている大型で強い台風や大雨による風水害が激甚化・頻発化するなど、近年大きく変化しています。

　沖縄県は年間平均8～9個の台風が接近する台風常襲地帯であり、伊平屋村においては平成24年に発生した台風17号で約40本の電柱が倒壊するなど、緊急車両の通行、生活物資の輸送、ライフライン（電力・通信）の安定供給にも大きな影響を及ぼしました。また、近年では令和5年8月に発生した台風6号にて長期停電が発生し、県民多数に生命又は身体に危害を与えるなど多大な影響を及ぼしております。さらに、道路上に設置されている電柱は、通行空間を狭めており、歩行者やベビーカー・車いすなどの安全かつ円滑な通行の妨げとなっているとともに、青い海と豊かな自然を有する伊平屋村の美しい景観を損なう要因ともなっています。

　これらの問題に対し、伊平屋村では、「無電柱化の推進に関する法律」第8条第2項に規定されている「無電柱化推進計画」を策定し、防災機能の向上、安全で快適な通行空間の確保、良好な景観の形成を図ることを目的として、無電柱化を推進していくことといたします。特に離島という地理的な条件を踏まえ、万一に備えた災害に強い島を目指し、防災機能の向上を目的とした無電柱化を優先的に推進してまいります。

(2)計画の内容

　伊平屋村無電柱化推進計画では、以下の項目についてまとめています。

1.はじめに

2.無電柱化推進計画の位置づけ

3.無電柱化の推進に関する基本的な方針

4.無電柱化の現状

5.無電柱化推進計画の期間及び目標

6.無電柱化事業の整備方法

7.無電柱化を推進するための取り組み

8. 今後の課題