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R6年度 学校長あいさつ

ページID:0001608 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

皆さま こんにちは。

2024年野甫中学校に赴任しました校長池原と申します。どうぞよろしくお願いします。

 本校は沖縄本島最北端の伊平屋島と、橋でつながった離島の野甫(のほ)島にある1区1校の小規模少人数学校です。ここ数年の生徒数減少に伴い、令和5年度から小学校が休校、となり今年度は中学生1名となりました。

 本校の正門横には「師弟同行(していどうぎょう)」の石碑が建てられています。これは、小規模校の特徴を活かし生徒、職員がともに力を合わせ、各種活動や行事等に取り組んでいく精神を表しています。先生と生徒、または先輩と後輩の両者が相互啓発によって互いの信頼を深め、学び合う環境づくりと教育を推進しています。

 生徒は登校時に、職員室や校長室前で立ち止まって挨拶することが定着しています。日常で他者との交流が少ない本校では、給食はランチルームで全生徒・職員が一緒にとり、清掃も全生徒職員が日替わりで場所を変え、時間いっぱい行いコミュニケーションの育成を図っています。

 本校は区民全員がPTA会員となっており、コバルトブルーの海では、伝統の「遠泳大会」が毎年、地域住民の協力を得ながら実施しています。また、コロナで4年間中止していた豊年祭が昨年度から復活し、生徒、職員、地域が一体となって野甫区を盛り上げています。

 高校の無い離島では、中学校を卒業すると同時に親元を離れる、「島発ち」いわゆる「15 の春」が訪れます。避けては通れないことですが、かつて多くの保護者も体験してきた島発ちに向け、「人間力」を学校・家庭・地域ぐるみで育て、子どもたちの「夢実現」へ努めてまいります。

 結びに、これからも「子ども主語」に保護者・地域の皆様と共に力を合わせ、魅力ある学校づくりに努めてまいりますので、ご理解とご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

                                2024年4月

                                 野甫小中学校長

 

                                   池原 健